高機能な薬用マウスウォッシュであるリステリンも、その使い方を間違えていては本来の効果を十分に発揮することができません。自己流で何となく使っている方も多いかもしれませんが、効果を最大限に引き出すためには、いくつかの重要なポイントを押さえた正しい使い方を実践する必要があります。まず、最も基本的かつ重要なのが使用するタイミングです。リステリンは、必ず「歯磨きの後」に使用してください。時々、歯磨きの代わりにリステリンだけで済ませてしまう方がいますが、これは大きな間違いです。リステリンは、歯の表面に強固に付着した歯垢、すなわちバイオフィルムを物理的に剥がし取る力はありません。歯垢は、歯ブラシやフロスを使って機械的にこすり落とすことでしか除去できないのです。歯磨きで歯の表面をクリーンな状態にした後、仕上げとしてリステリンを使うことで、有効成分が歯や歯茎の隅々まで行き渡り、細菌の再付着を防ぐことができます。次に、使用量と時間です。製品のキャップには内側に線が引かれており、これが一回の推奨使用量である約20ミリリットル(キャップの8分目程度)の目安となります。これを原液のまま口に含み、約30秒間、口の中全体に行き渡らせるように、しっかりとクチュクチュとすすぎます。この30秒という時間が、有効成分がバイオフィルムに浸透し、内部の細菌を殺菌するために必要な時間とされています。刺激が強いからといってすぐに吐き出してしまうと、効果は半減してしまいます。そして、おそらく最も多くの人が間違いやすい、決定的に重要なポイントが、「リステリンを使った後に、水で口をすすがない」ことです。使用後に口の中に残るピリピリとした感覚や味を洗い流したくなる気持ちは分かりますが、これをやってしまうと、せっかく歯や粘膜の表面に付着した殺菌成分やフッ素などの有効成分が、全て水で洗い流されてしまいます。有効成分を口の中にしっかりと留まらせ、その効果を長時間持続させるためにも、使用後は水で口をすすがずに、そのまま過ごすことが鉄則です。この正しい使い方を習慣にすることで、リステリンはあなたのオーラルケアの最も頼もしいパートナーとなるでしょう。